OVERVIEW
この症状について。
肩こりは姿勢・ストレス・筋疲労が主な原因で、デスクワーク中心の現代人に最も多い症状の一つです。多くは生活習慣の調整で軽快しますが、頭痛・吐き気・手のしびれを伴う場合は、頸椎症や頸椎椎間板ヘルニアなど神経由来の疾患が隠れている可能性があります。整形外科では症状の原因を画像検査も含めて切り分け、保存療法・リハビリ・必要に応じて精密検査につなぎます。
SELF CHECK
こんなサインがあれば、受診を考える。
- 同じ姿勢を続けると肩〜首が固まる
- 頭痛や吐き気を伴うことがある
- 腕や指にしびれや力の入りにくさがある
- 寝ていても痛みで目が覚める
- 朝起きた時点ですでに肩がガチガチ
- マッサージで一時的に楽になるがすぐ戻る
POSSIBLE CAUSES
考えられる原因・疾患。
筋緊張性肩こり
姿勢・長時間同一姿勢・運動不足・冷えなどが要因。最も多いタイプの肩こり。
頸椎症
加齢で頸椎の椎間板や骨が変形し、神経を圧迫する。手のしびれを伴うことが多い。
頸椎椎間板ヘルニア
椎間板の突出による神経症状。片側の腕〜指のしびれや痛みが特徴。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
関節の炎症で可動域制限が強い。肩こりとは別の疾患だが混同されやすい。
ストレス性筋緊張
自律神経の関与で持続的に筋がこわばる。心療内科的アプローチが効くこともある。
内科的要因
高血圧、貧血、心疾患などが肩こりとして現れることも。動悸や息切れを伴う場合は内科併診を。
TREATMENTS
治療法の選択肢。
— STEP 01
保存療法
温熱療法、ストレッチ、湿布・消炎鎮痛剤、姿勢指導。多くの筋緊張性肩こりはこれで軽快します。
— STEP 02
物理療法
マイクロ波・低周波・牽引などのリハビリ機器による治療。整形外科や理学療法科で受けられます。
— STEP 03
手術療法
頸椎症や椎間板ヘルニアで神経症状が強く、保存療法が無効な場合の選択肢。多くは手術せず保存療法で改善します。
WHEN TO VISIT
受診の目安。
緊急
すぐに受診- 急な激しい肩〜頸部痛
- 腕の麻痺・しゃべりにくさ(脳血管疾患の除外要)
- 発熱を伴う頸部痛
早めに
早めに受診- 手のしびれが続く
- 頭痛・吐き気が続く
- 可動域制限が強い
経過観察
経過観察可- 同じ姿勢で出る肩のだるさ
- 運動・ストレッチで軽快する
FAQ
よくある質問。
マッサージで治る?
一時的に楽になりますが根本治療ではありません。原因疾患があれば医療機関での評価が必要です。
整体院と整形外科の違いは?
整形外科は医学的診断・画像検査・処方が可能です。整体は医療行為ではないため、症状の精査には整形外科を優先してください。
枕の高さで変わる?
首のカーブを保てる高さが理想です。仰向けで肩〜後頭部が水平になるくらいを目安に。
肩こりからの頭痛は何科?
緊張型頭痛が多く、整形外科か内科。痛み止めで対応するより、原因の肩こりに対処するほうが根本的です。
予防の運動は?
肩甲骨を寄せる動き、首回しのストレッチ、デスクワーク1時間ごとの休憩が効果的です。
編集部監修について
Phase D で整形外科専門医による最終レビューを実施。本稿は編集部監修のドラフトです。診断・治療の最終判断は医療機関で受けてください。